理念の構造


経営理念はこういう構造でなければならない、ということはありませんが、
私なりに考えた理念体系の構造というものがあります。
平面的構造のものと立体的構造のものと2つの種類で考えています。
一つは、○△□の経営ピラミッドで表される平面的構造のものであり、
一つは正四面体構造の立体的構造のものです。
いずれも三角形構造、トラス構造であるという共通点があります。
○△□の経営ピラミッドで表す場合には、
「ミッション・ビジョン・バリュー」という3つの理念区分で考えるとわかりやすいようです。
□がミッション、ビジョンは○、バリューは△に当てはめてみますと、
ミッションをベースとしてもビジョンを目指して、
バリューを生み出す具体的な行動を展開していくということになります。
正四面体構造で表す場合には、
基本理念・企業理念・経営理念・行動理念という4つの理念区分で進めていきます。
自分にとってわかりやすい方で進めればいいと思います。
個人的には、正四面体構造の方をお薦めしています。
その場合には、逆正四面体をイメージしていただき、
下の頂点の部分が基本理念となり、
後の3点が、企業理念・経営理念・行動理念を表すものとなります。
このようにして、理念の構造も意識しながら進めていく方法もありますので、
覚えておかれるといいでしょう。
また、最近、「問い形式」の理念が徐々に登場してきています。
「問い形式」の理念というのは、状況がどんなに変わっても使える有効な形式です。