「哲学的に考える」ということ


【「哲学的に考える」ということ】・・・哲学者・芳村思風の言葉より
 
●「哲学的に考えるとは、根元的に考える事であり、
  哲学とは根元への思考であり、同時に根元から思考である」。
●「哲学は、最も確実なるもの、それ以上疑い得べからざるもの、
  直接的な明証性をもつものを、その思考の基礎に置いて進めなければならない」、
 「哲学が、最も確実なるもの、
  それ以上疑い得べからざるものから出発しなければならないとすれば、
  私においてそれは『感性』である」。
●「哲学する心こそ、真に自由なのであり、哲学において人生は、世界は、
  真の意味と目的を与えられるのである。すべてのありとあらゆる存在が、
  活き活きと生きて輝く世界、意味に満ちた世界、
  それこそ、自由なる哲学の究極の理想であると言わねばならない」
●「哲学するとは、すべてのものに意味を与えることである」。
●「哲学とは、生きがいに根拠を与えるものである。
  すなわち、生きがいをゆるぎないものにするものである」。

「問う」は、哲学の始め。


 企業経営者の方なら、
多くの人が「経営理念」について
一度は考えたことがあると思います。
経営者であれ、誰であれ
「よりよく生きたい」と考えている人は
皆「哲学している」ということ
大事なことは、
「よりよく生きるための問いを
発しているかどうか?」ということ。
私たちは、いつも感じていて、
いつも何か思っています。
その中で
「問い」と言えないような「問い」を
発しているのです。
それ以前の感情として
「不安」、「モヤモヤ」という形で現れたり、
「現実との異和感」というようなものとして
現れたりしています。
それは感性が感じている、
ということなのです。
それらを理性が受け止めた時に
「問い」となり、
その「問い」について答えを出すべく
理性が働き始めるのです。
そして、
それらの「問い」は、
以下のようなものです。