人生3つの問い


【「人生における3つの問い」とその展開】
 
「人生における3つの問い」というのがあります。
これが、理念について考える場合に、
一番近い「問い」だと思われます。
①将来どんな人間になりたいか(いかに成るべきか)、
②将来どんなことをやりたいのか(いかに為すべきか)、
③将来どんな生活をしたいか(いかに在るべきか)
という問いです。
これを企業経営に置き換えてみるとわかりやすくなります。
①将来どんな企業になりたいか?(企業理念)、
②将来どんな経営をやりたいか?(経営理念・行動理念)、
③将来どんな企業で在りたいか?(存在理念・基本理念)、というように。
そして、企業経営の大きな流れの中で
「理念」の位置づけを明らかにした上で
進めていくのが望ましいと言えます。
つまり、「哲学→理念→計画→
実行→チェック→改善・調整・対策→
計画達成→理念実現に向けての前進」ということです。
確固たる哲学から明確な理念が生まれ、
明確な理念から具体的な計画が導き出され、計画に基づき実行し、
計画と照らし合わせる(チェックする)中で現実とのギャップを思い知らされ、
そのギャップを埋めるべく調整・改善等の対策を講じてその活動を行い、
計画達成に向けて努力を続けていく。
その企業活動を通して理念に近づいていくという流れです。